ABOUT
芸術で〈居場所〉をつくる
地域に住む人々とともに、その地域の風土に根ざした芸術を生み出すことによって、その地域の活性化を図ることを目的とする。
この海原越しに呼びかけて、船に警告してやる声が要るな。その声を作ってやろう。これまでにあったどんな時間、およびどんな霧にも似合った声を作ってやろう。
一晩じゅう起きているひとのそばにある、からっぽのベッドに似合った、また、訪ねていってドアをあけても人のいない家に似合った、また、葉の一枚もついていない秋の木に似合った、そんな声をつくってやろう。
鳴きながら南方に飛び去っていく鳥に似た音、また十一月の風やきびしい寒い浜辺に寄せる波に似た音だ。あまりにも孤独なために人がそれを聞きそらすはずがなく、また、それを耳にしたものならだれでも心ひそかに忍び泣きをし、また、それを遠い町で耳にする人には、わが家がいよいよ暖かく思われ、うちにいることがますますありがたく思われる、そんな音を作ってやろう。
おれはわれとわが身を一つの音、一つの機械に化してやろう、そうすれば、ひとはそれを霧笛と呼び、それを耳にする人はみんな、永遠というものの悲しみと、生きることのはかなさをさとるだろう。
(『霧笛』レイ・ブラッドベリ著、大西 尹明訳)
Board Member
代表理事 松井利夫(京都芸術大学 教授)
理事 山崎亮(studio-L 代表)
理事 上村博(京都芸術大学 教授)
理事 武内昭(THEATRE PRODUCTS代表)
理事 辰巳雄基
理事 武田幸子
理事 小山龍介(名古屋商科大学大学院 准教授)
Project List
飲食事業 KIRI CAFE
セミナー事業 KIRI WISDOM
製造事業 HOZUBAG
アーティストマネジメント事業
クリエティブ事業
Clients/Partners
亀岡市市役所
京都芸術大学
STUDIO-L
株式会社シアタープロダクツ
株式会社ブルームコンセプト
Our team
代表理事・松井利夫
京都芸術大学 教授
1955年生まれ。京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了後、イタリア政府給費留学生として国立ファエンツァ陶芸高等教育研究所に留学。エトルリアのブッケロの研究を行う。帰国後、沖縄のパナリ焼、西アフリカの土器、縄文期の陶胎漆器の研究や再現を通して芸術の始源の研究を行う。近年はArt&Archaeology Forumを立ち上げ「アートと考古学展」(京都文化博物館)を企画監修。
主な展覧会:
第17回ミラノ・トリエンナーレ招待(イタリア)、「土の造形展」(栃木県立美術館)、「現代器考」(埼玉県立美術館)、パリ装飾美術館、フランス国立陶磁器美術館、第3回、5回、7回京畿道世界陶芸ビエンナーレ招待(利川/韓国)、「サイネンショー」VOICE GALLERY、「Tea for Two」艸居(京都)他
主な受賞歴:
第40回ファエンツァ国際陶芸コンクール、グランプリ受賞
第14回カルージュ国際陶芸ビエンナーレ、ARIANA大賞受賞
第29回京都美術文化賞受賞
第37回京都府文化功労賞 他
主な著書:
『芸術環境を育てるために』(共著、角川学芸出版2010)、『陶 vol.47松井利夫』(京都書院、1992年)他
主な芸術祭監修:
2010年 「信楽まちなか芸術祭」総合ディレクター
2017年より「かめおか霧の芸術祭」総合ディレクター
主な社会貢献事業:
2011年~13年、「震災復興支援チャリティーカバンオークション」実行委員長として高島屋京都店および東京店でオークションを企画運営する。
2014年よりスイスのFondation Enfants du Japon(財団 日本の子供たち )の助成を受け「子供芸術の村」村長として東北の復興支援に当たっている。
主なパブリックコレクション:
滋賀県陶芸の森陶芸館、草月美術館、フランス国立陶磁器美術館。国立ファエンツァ国際陶芸博物館、利川世界陶磁器センター(韓国)他
現在
京都芸術大学教授
IAC国際陶芸アカデミー理事
滋賀県立陶芸の森館長。
理事・山崎亮
studio-L 代表
1973年愛知県生まれ。大阪府立大学農学部にて増田昇に師事(緑地計画工学専攻)。メルボルン工科大学環境デザイン学部にてジョン・バージェスに師事(ランドスケープアーキテクチュア専攻)。大阪府立大学大学院(地域生態工学専攻)修了後、 SEN環境計画室勤務。三宅祥介からデザイン、浅野房世からマネジメントを学び、2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。
まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、建築やランドスケープのデザイン、市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトが多い。2006-2010年には(財)ひょうご震災記念21世紀研究機構(林敏彦研究室/中瀬勲研究会)にて中山間離島地域の集落について研究。2006-2013年には東京大学大学院工学系研究科にて大西隆に師事(都市工学科)。博士(工学)。技術士(建設部門)。社会福祉士。
現在は、studio-L代表、慶應義塾大学特別招聘教授。主な著書に『コミュニティデザイン(学芸出版社)』『ソーシャルデザイン・アトラス(鹿島出版会)』『コミュニティデザインの時代(中公新書)』『まちの幸福論(NHK出版)』『コミュニティデザインの源流(太田出版)』『縮充する日本(PHP新書)』『地域ごはん日記(パイインターナショナル)』『ケアするまちをデザインする(医学書院)』などがある。
理事・上村博
京都芸術大学 教授
京都大学大学院文学研究科博士課程中退。 京都大学文学部哲学科助手、パリ第四大学研究員を経て、1995年より京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)に勤務。
芸術の理論的研究、特に芸術による場所と記憶の形成作用について研究。共編著に『芸術環境を育てるために』、著書に『身体と芸術』など。主な展覧会企画等に「かっぱ橋本通り物語」(東京都台東区 2005年)、「霜月の荘厳」(京都府久美浜町稲葉家 2006年)
理事・武内 昭
1976年、長崎生まれ。株式会社コムデギャルソンのパタンナーを経て、2001年、会社そのものが自身の表現手段になり得るという考えからシアタープロダクツ設立、「洋服があれば世界は劇場になる」をコンセプトに、ファッションとそれにまつわる様々な側面に焦点をあてながら活動している。 2020年、かめおか霧の芸術祭への参加を機に、サスティナブルブランド”HOZUBAG”を立ち上げ、一般社団法人きりぶえ理事に就任、映像作品”自然の中の小さな会議”の総合プロデュース、亀岡市公認紙袋事業のアートディレクションなどを務める。 ディリジェンスパーラー ファウンダー・取締役 京都芸術大学 准教授
理事・辰巳雄基
作家
1990年奈良県生まれ。京都造形芸術大学卒業後、島根の離島海士町で集落支援員として働き、その後日本全国を旅する。福祉施設で働くことをきっかけに亀岡に移住。2018年よりかめおか霧の芸術祭の企画を担当しながら古本屋を営む。 日本全国の飲食店から集めたもので「ジャパニーズチップ展―テーブルの上で見つけた日本人のカタチ」や、漂流物の即売会「たつみの海でひろってきたもの店(展)」、路上から集めたもので「star dust」など蒐集やリサーチでの発見をもとに展覧会を行う。 著書に「箸袋でジャパニーズチップ」(リトルモア)共著に「小屋の本」(きりぶえ)がある
理事・武田幸子
KIRI CAFE店主 / HOZUBAG.Mfg.工場長
1985年、京都府亀岡市生まれ。京都造形芸術大学空間演出デザイン学科ファッションデザインコース卒業。
卒業後、出版社のデザイン部に所属。退社後、社会福祉法人松花苑 みずのき美術館に勤める。2019年から、京都府亀岡市で行われている「かめおか霧の芸術祭」の拠点であるKIRI CAFEの運営を担当。また2020年よりHOZUBAG.Mfg.の工場長を担当。
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